歳を重ねるごとに「時間が無いなぁ」と感じる人が多いと思います。

洗車も、そのひとつ。
できればパッと済ませて、浮いた時間を他のことに使いたい!
そんな理由から普段は300円~500円程度の洗車機に任せてしまいます。

でもホイールの茶色い汚が落ちないんです。
なんとか簡単によごれを取る方法が無いものか…..。

わたしと同じような悩みをお持ちなら、
この記事はきっとお役にたつと思います。

実際にわたしが、
茶色い汚れを簡単に落とした方法をご紹介します!!

 

 

茶色い汚れの正体は?

ブレーキの摩擦でうまれた鉄粉です。
ブレーキダストと呼ばれています。

自動車メカニックのサイトじゃないのでサクッと簡単に説明します。

ブレーキの仕組みは、
タイヤと同じ回転をする鉄の板(ディスクローターと呼ばれる部品)に
別の鉄の板(ブレーキパッドと呼ばれる部品)を両サイドから押し当てて
減速・停止させます。

鉄と鉄が押し付け合えば、摩擦がうまれます。
摩擦が生まれれば、そこには熱が発生します。

山道を下るときにブレーキを頻繁に使います。
その直後に停車させた車のホイールに手や顔を近づけると熱が伝わってきます。

レーシングマシーンなどは、タバコに火が着くんじゃないか!というほど熱々の場合もあるみたいです。

このように擦れあって、熱を帯びた微量の粉塵がホイールに付着します。

付着した粉塵は(鉄ですから)長い時間・月日を経て錆びてきます。

錆びた色って何色でしょうか?

はい!正解!! 茶色です。

ホイールが茶色くなる正体は錆の色だったんですネ。

 

 

茶色い汚れが落ちない理由

そもそもブレーキの摩擦によって粉塵が発生するときは「熱い」わけです。
それがホイールに付着して(車は走行してますから)冷えてしまいます。
冷えるということは「こびりつく」わけですね。

例えばキッチンを想像してみてください。

・天ぷらや油炒めを作った直後にササッと拭いてしまえば簡単に綺麗になります。
  →では、信号待ちの度にホイールをササッと吹きますか?現実的ではありません。

・食事のあとでは、飛び散った油が固まって、若干掃除に時間がかかります。
  →では、毎日帰宅時にホイールを洗いますか?現実的ではありません。

・年末まで放置してしまうと、頑固な汚れはゴシゴシこすっても落ちません!!
  →では、洗車のときまで放置した汚れは?落ちないわけです。

では次に解決策をご紹介します。

 

茶色い汚れを取る方法

洗車機では当然ながら落ちませんので、いろいろ試してみました。
高圧洗浄機の「ケルヒャー」を使ってみましたが、全く落ちませんでした。

カーシャンプーを使って、地道にゴシゴシ洗うしかないのか!?
これもまた、時間がかかる作業ですし、そもそも落ちません。

 

ホイール洗浄に特化した商品は「ホイールクリーナー」と呼ばれます。
大きく分類すると3つのタイプにわかれます。
それぞれの特徴をお伝えします。

ホイール洗浄:クリームタイプ(磨く)

乾いたタオルに、クリームをつけて、ホイールを磨きます。
今までカーシャンプーで落とせなかった茶色の鉄粉や、黒い油汚れも、擦るほどに良く落ちます。

ホイールのデザインが細かい場合は、細部まで磨くのが大変かもしれません。
車マニアの方なら歯ブラシや綿棒など使って磨くかもしれませんが、私には無理です。

細かい擦りキズなど気になる方へは、
成分にコンパウンドが含まれないタイプがオススメです。

「ホイールコーティング」を勘違いして買わないように注意してください。

ホイールクリーナー(クリーム)で擦る&磨いて汚れを落とす。
ホイールコーティングは、そのあとで汚れを寄せ付けない用途で使う物になります。

 

ホイール洗浄:拭くだけシート(携帯品)

なんといっても気軽さがウリの商品です。
車に積んでおけば、いつでも・どこでも、ササっと拭き掃除ができます。

頑固な汚れと向き合うというよりは、日常のお手入れ用といった感じです。

 

 

ホイール洗浄:鉄粉除去剤(化学反応)

わたしが今回使ったのは、コチラのタイプです。
化学のチカラはスゴイです!!

ホイール全体にシュシュっと振りかけて、5分間くらい放置します。

ホイールにこびりついた鉄粉を化学反応を利用して浮き出すようです。
化学反応の過程で(私の使った商品は)見る見るうちに紫色にかわってきました。

この時点で鉄粉はホイールから分離してます。
乾いた布でササっと『紫色の汚れを軽く拭きとる』程度です。

仕上げに、ホイール全体を軽く水で流します。

 

 

茶色い汚れを実際に取ってみた:鉄粉除去剤の使用

今回使ったのはコチラの商品です。
1,000円位だったと思います。

 

商品を選ぶ時のポイントは【鉄粉除去剤】と明記されてること。
表面のパッケージに見とれないようにキチンとチェックしましょう!

 

【化学反応】のキャッチフレーズ!なんだか強力そうな感じがします。

 

 

これが茶色い汚れ
鉄粉除去剤の使用方法に「ホイール全体に水をかけ….」となってましたので濡らしました。

 

いきなり目立つところにスプレーするのは勇気がいるので、
内側にシュシュっとかけてみました。

見る見るうちに紫色に!「化学反応」してます。

 

いつまで待てはよいのだろう。。。。
化学反応が ”ハイ!終了” とはなりませんので、
5分位してから、乾いた布で拭き始めました。

素手では怖いのでビニール手袋着用(使用後、白いゴム手袋がクリームに変色しました)

 

反省点としては、1本づつやったほうが良かったこと。

4本まとめてスプレーしてしまったので、
順番に吹き上げてるうちに、残りのホイールが乾いてしまうんですね。

すると軽く拭きとれない。
しかたないから水をかけるところからやり直し。
無駄遣いをしてしまいました。

コチラが作業完了。


今まで、イライラしながらゴシゴシやってたのがウソのようです。

 

 

まとめ

「鉄粉除去剤」世の中には便利な物があるもんだな~と、ただただ関心しました。
ゴシゴシ磨く必要もなく、したがって筋肉痛や腰痛とは無縁です。
精神的にイライラする事もなく、むしろ余った時間で別の楽しみが増えるのでハッピーです。

まだ使ったことが無い人は、是非試してみてはいかがでしょう!

カー用品店じゃないと売ってないかな?と思ってたのですが、
わたしはドン・キホーテで買いました。(ドン・キホーテで売ってるんだと、驚きました)