やっと手に入れたマイホーム!

どこの家庭でも一度や二度“ある・ある”話ですが、
奥様が「ねぇ~ねぇ~パパ、棚を付けてよ!」
旦那様が『任せとけ』と、始めたのは良いのですが…….。

壁に、いくつものネジ穴をあけてしまい
奥様が“なにやってるのよ—-”と激怒。

『俺だって一生懸命やったんだぞ』

うわっ!イヤな空気ですね。

こんな経験を未然に防ぐために、あなたは今「柱」の位置について
下調べをしてるのかもしれません。

わたしが実際に使ってるグッズ(道具)で、とても簡単に柱がみつけられます。
便利なのでシェアしたいと思います。

※従来からの日本家屋:柱で家を支える「在来軸組工法」を元にお話しをすすめます。

ご存じ無いかたのために書きますと、
他にはアメリカ生まれの「ツーバイフォー工法」があります。
日本の寸法が「尺=約303mm」という単位をベースにしてるのに対し、
ツーバイフォーは「フィートとインチ」が基準になってますので柱の間隔も違います、念のため。

 

下地センサーとは何か?

戸建て住宅の壁は一般的に「石膏ボード」です。
普段わたしたちは、石膏ボードの裏側にある柱の場所を特定するのが難しいです。

大工さんやエアコン取付の電気屋さん等は毎日作業してますから、
「簡単だよ、端から455mm間隔だよ!」と申しますが、
私たちは、そのイメージすら沸きません。

そこで、
透視するわけではありませんが
壁の裏にある柱の場所がわかったら良いと思いませんか?

いくつか種類がありますが、道具によって使い方も異なります。
昔ながらの手探り的な道具(勘を要します)から、
最新のデジタル測定器まで。

それでは、道具の種類について解説していきます。

 

下地センサーの種類

乾電池使用の電子機器タイプ

電子機器を壁に軽く押し当てて移動させると、
柱の部分で音やLEDランプにより知らせてくれます。

仕組み的な事をザックリと解説しますと、
静電容量の変化を検知してアラームを鳴らすというものです。

これは、電子機器の中で左右に電極がついてるとします。

電子機器を移動させると柱を通過するときに「壁+柱」で、それまでと厚みが異なる部分があります。
これを機器が検知してアラームを鳴らすというものです。

様々な精度の商品があります。
「柱」だけを検知するもの。
「柱に打ち込まれたネジや釘」も感知できるもの。
「壁の裏側にある電気配線」も感知できるもの、などです。

 

マグネットタイプ

石膏ボードは柱にネジ、または釘を打ち込んで固定されてます。
この金属をマグネットを使って探し当てるというもの。

ひとつ注意点としましては、柱の場所=ネジの場所ですが、
柱の幅がわからないことです。

 

 

針タイプ

こちらは“センサー”と言うよりも「下地探しの工具」と呼ばれてる事が多いかもしれません。
昔からある道具です。
構造は単純で、棒の先に細い針が付いてるものです。

石膏ボードは画びょうも簡単にさせるほど柔らかい素材です。
厚みも一般的には1cm程度ですので、針をさした時にスコンと、通ってしまえば空洞で柱が無い。
逆にずっしりと奥まで挿さらなければ、それは柱です!

デメリットは、穴が残ること。
目立たないとはいえ、挿しただけ数だけ壁紙に穴の跡が残ります。

 

 

下地センサーを使ってみた感想

電子機器タイプの使い方

写真の取扱説明は、初めて使うときに逆に混乱してしまいました。
もっとシンプルな考え方でOKです。

電子機器を一定の方向、例えば「左」→「みぎ」へ80cmくらい移動させます。
たいていの場合は柱の間隔が45.5cmですから一度は反応します。

柱にさしかかった時に赤のLEDが光ります。
赤のLEDは光り続け、やがて柱を通り過ぎると消えます。

で、写真の取扱説明は、万全を期する意味でも
「左」→「みぎ」
「みぎ」→「左」両方試しましょう!ということです。

 

 

DIY初心者でもわかった柱の位置

では、実際にやってみます。

 

グッズを持って壁にタッチします。
そのまま、ボタンスイッチを押しながら、左から右への要領で移動させます。

 

 

センサーが「柱」を感知すると、LEDのレベルが緑色から赤色に達します。

 

 

柱を通り過ぎてしまうと、再びLEDのレベルが緑色にもどります。

 

赤色が光ってるあいだが、「柱」の幅になるわけです。

柱の位置が簡単に、そして確実にわかります。

これで、
ネジの位置は、一発でビシッ!!と決まるわけです。

 

DIY初心者が注意すべき壁裏にある配線

今回わたしが使った商品は、最も安価なタイプです。
そのため検知物は「柱」のみです。

例えばですがブレーカーBOXは、
家全体の電気を賄ってる心臓部分です。

ブレーカーの周辺に棚を設置する、ネジやフックを打ち込むなど注意が必要な場合もあります。

周辺にはたくさんの電線(きっと太い物から細い物まで)が
壁の裏側に張り巡らされております。

建築工事中に見た人は別ですが、一般的にどの部分に、どの程度重要な配線が
隠れてるかわかりません。

間違ってもネジや釘を挿したくないですね。

最悪は断線とかショート、火災の原因なども否定できません。
そのような疑いのある場所で柱を探すときは対応したセンサーを買いましょう!

 

まとめ

柱をみつけるグッズ「下地センサー」、いかがでしたでしょうか?
1度購入すれば何年もつかえます。

ネジを挿すときも、一発で決まります!
ちょっとしたカッコいいオヤジになれます!!

わたしも若い頃は、実家や賃貸アパートで無駄な穴を何回あけたことか。
そのころはガミガミ言ってくる人がいないわけです。

「マイホーム」になると、必ずカミさんが怒鳴ってきます。
でも、本当は穴を開けてしまった「あなた自身」が一番心を痛めてるのかもしれません。

下地センサーは、マイホームに1個、おすすめの商品です。

最後に、
石膏ボードの厚みは一般的に12.5mmです。
石膏ボードを貫通して柱に30mm位ネジを挿す場合、使うネジの長さは40~50mm程度になります。