やっと手に入れたマイホーム!
どこの家庭でも一度や二度“ある・ある”話ですが、
奥様が「ねぇ~ねぇ~パパ、棚を付けてよ!」
旦那様が『任せとけ』と、始めたのは良いのですが…….。
壁に、いくつものネジ穴をあけてしまい
奥様が“なにやってるのよ—-”と激怒。
『俺だって一生懸命やったんだぞ』
うわっ!イヤな空気ですね。
こんな経験を未然に防ぐために、あなたは今「柱」の位置について
下調べをしてるのかもしれません。
わたしが実際に使ってるグッズ(道具)で、とても簡単に柱がみつけられます。
便利なのでシェアしたいと思います。
※従来からの日本家屋:柱で家を支える「在来軸組工法」を元にお話しをすすめます。
ご存じ無いかたのために書きますと、
他にはアメリカ生まれの「ツーバイフォー工法」があります。
日本の寸法が「尺=約303mm」という単位をベースにしてるのに対し、
ツーバイフォーは「フィートとインチ」が基準になってますので柱の間隔も違います、念のため。
目次
下地センサーとは何か?
戸建て住宅の壁は一般的に「石膏ボード」です。
普段わたしたちは、石膏ボードの裏側にある柱の場所を特定するのが難しいです。
大工さんやエアコン取付の電気屋さん等は毎日作業してますから、
「簡単だよ、端から455mm間隔だよ!」と申しますが、
私たちは、そのイメージすら沸きません。
![](https://bazulabo.com/wp-content/uploads/2021/01/AdobeStock_140874944-645.jpeg)
そこで、
透視するわけではありませんが
壁の裏にある柱の場所がわかったら良いと思いませんか?
いくつか種類がありますが、道具によって使い方も異なります。
昔ながらの手探り的な道具(勘を要します)から、
最新のデジタル測定器まで。
それでは、道具の種類について解説していきます。
下地センサーの種類
乾電池使用の電子機器タイプ
電子機器を壁に軽く押し当てて移動させると、
柱の部分で音やLEDランプにより知らせてくれます。
仕組み的な事をザックリと解説しますと、
静電容量の変化を検知してアラームを鳴らすというものです。
これは、電子機器の中で左右に電極がついてるとします。
電子機器を移動させると柱を通過するときに「壁+柱」で、それまでと厚みが異なる部分があります。
これを機器が検知してアラームを鳴らすというものです。
様々な精度の商品があります。
「柱」だけを検知するもの。
「柱に打ち込まれたネジや釘」も感知できるもの。
「壁の裏側にある電気配線」も感知できるもの、などです。
マグネットタイプ
石膏ボードは柱にネジ、または釘を打ち込んで固定されてます。
この金属をマグネットを使って探し当てるというもの。
ひとつ注意点としましては、柱の場所=ネジの場所ですが、
柱の幅がわからないことです。
針タイプ
こちらは“センサー”と言うよりも「下地探しの工具」と呼ばれてる事が多いかもしれません。
昔からある道具です。
構造は単純で、棒の先に細い針が付いてるものです。
石膏ボードは画びょうも簡単にさせるほど柔らかい素材です。
厚みも一般的には1cm程度ですので、針をさした時にスコンと、通ってしまえば空洞で柱が無い。
逆にずっしりと奥まで挿さらなければ、それは柱です!
デメリットは、穴が残ること。
目立たないとはいえ、挿しただけ数だけ壁紙に穴の跡が残ります。
下地センサーを使ってみた感想
電子機器タイプの使い方
![](https://bazulabo.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_20210105_125405-645.jpg)
写真の取扱説明は、初めて使うときに逆に混乱してしまいました。
もっとシンプルな考え方でOKです。
電子機器を一定の方向、例えば「左」→「みぎ」へ80cmくらい移動させます。
たいていの場合は柱の間隔が45.5cmですから一度は反応します。
柱にさしかかった時に赤のLEDが光ります。
赤のLEDは光り続け、やがて柱を通り過ぎると消えます。
で、写真の取扱説明は、万全を期する意味でも
「左」→「みぎ」
「みぎ」→「左」両方試しましょう!ということです。
DIY初心者でもわかった柱の位置
では、実際にやってみます。
グッズを持って壁にタッチします。
そのまま、ボタンスイッチを押しながら、左から右への要領で移動させます。
![](https://bazulabo.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_20210105_125556-645.jpg)
センサーが「柱」を感知すると、LEDのレベルが緑色から赤色に達します。
![](https://bazulabo.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_20210105_125558-645.jpg)
柱を通り過ぎてしまうと、再びLEDのレベルが緑色にもどります。
![](https://bazulabo.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_20210105_125601-645.jpg)
赤色が光ってるあいだが、「柱」の幅になるわけです。
柱の位置が簡単に、そして確実にわかります。
これで、
ネジの位置は、一発でビシッ!!と決まるわけです。
DIY初心者が注意すべき壁裏にある配線
今回わたしが使った商品は、最も安価なタイプです。
そのため検知物は「柱」のみです。
例えばですがブレーカーBOXは、
家全体の電気を賄ってる心臓部分です。
ブレーカーの周辺に棚を設置する、ネジやフックを打ち込むなど注意が必要な場合もあります。
周辺にはたくさんの電線(きっと太い物から細い物まで)が
壁の裏側に張り巡らされております。
建築工事中に見た人は別ですが、一般的にどの部分に、どの程度重要な配線が
隠れてるかわかりません。
間違ってもネジや釘を挿したくないですね。
最悪は断線とかショート、火災の原因なども否定できません。
そのような疑いのある場所で柱を探すときは対応したセンサーを買いましょう!
まとめ
柱をみつけるグッズ「下地センサー」、いかがでしたでしょうか?
1度購入すれば何年もつかえます。
ネジを挿すときも、一発で決まります!
ちょっとしたカッコいいオヤジになれます!!
わたしも若い頃は、実家や賃貸アパートで無駄な穴を何回あけたことか。
そのころはガミガミ言ってくる人がいないわけです。
「マイホーム」になると、必ずカミさんが怒鳴ってきます。
でも、本当は穴を開けてしまった「あなた自身」が一番心を痛めてるのかもしれません。
下地センサーは、マイホームに1個、おすすめの商品です。
最後に、
石膏ボードの厚みは一般的に12.5mmです。
石膏ボードを貫通して柱に30mm位ネジを挿す場合、使うネジの長さは40~50mm程度になります。