【寒い!暖房つけてるのに部屋が暖まらない】
こんな理由から、暖房機器の買い替えに悩んでるかたはいらっしゃいませんか?

指先が冷たくてテレワーク・在宅勤務がしんどい!
終日エアコンをつけて電気代がバカにならない!!など。

私が実際に「業務用 大型石油ストーブ」を買ってみて、快適な冬を過ごせるようになった体験談をお伝えいたします。

購入を検討してるかたが、サクッと読んで要点がわかるように心がけました。
なので、商品の詳細、カタログデータなどは割愛させていただきます。

そもそも「業務用」と書かれている大型石油ストーブ、
狭いリビングで使えるのか?!

 

業務用 大型石油ストーブとは?家庭用ファンヒーターとの比較。

スケート場や、スキー場に行った事がある方なら見覚えがあるのでは?と思います。
下の写真をご覧ください。

外見

私の家にある物で比較します。

左が家庭用の石油ファンヒーター(10畳まで対応)です。
右が、今回購入した「業務用の大型石油ストーブ」です。

 

概要

家庭用と業務用をザックリと比較していきます。

  家庭用 業務用
重  量 約11Kg 約20Kg
タンク容量 約 7L 約18L
暖房能力 10畳まで(最高出力 3.6kW) 48畳まで(最高出力 18.7kW)

 

業務用 大型石油ストーブを買う理由。

誤解の無いよう、先に申し上げますと、豪邸に住んでるわけではございません。
玄関を入って正面のリビングは12畳くらいです。

都内近郊の戸建て住宅街、隣家との間隔は1m、「庭」と呼ばれるようなスペースは無し。
木造2階建ての、ごくごくありふれた一軒家です。

理由1)友人に薦められたから。

自宅に友人を招いたときのこと、開口一番「寒いなぁ~この家」と言われました。
それも来るひと・来る人、全員にいわれますから、間違いなく寒いのです。

私自身も、帰宅するたびに「寒い」を通り越して『冷っ!』と感じます。

想像してみてください、
ふかふかのスリッパと厚手の靴下を履いてるのに指先がしびれてくる。
一日中ファンヒーターを付けてても、指先は冷たいまま。
テレワーク(パソコン叩くのは)かなりしんどいと日常的に感じる状況…..
ん~耐えられない!!

で、友人から何気ないひとこと

 

友人
友人
スキー場にあるやつ、買っちゃえばいいじゃん
ん、その発想は無かった。
というか、あのデカイの、家で使えるの?
わたし
わたし
友人
友人
大丈夫じゃん
売ってるの? 買えるの?
わたし
わたし
友人
友人
大丈夫じゃん

ここらか全てが始りました。

 

理由2)家全体を暖めたいから。

家自体は、狭くて・細長くて・ウナギの寝床のようなので、部屋を仕切るドアの数が極端に少ないです。

玄関→廊下→リビング・キッチン この間にドアはありません。
玄関開けたら、リビングまで冷気が流れ込んできます。

更に、リビングには2階天井までの吹き抜けがあります。

「吹き抜け」と聞くと贅沢に感じるかもしれませんが、そんなことはありません。

陽当たりの悪い家の証拠です!
少しでも室内を明るく見せるために「吹き抜け」にする場合もあるみたいですね。

このおかげでリビングは暖まらないわけです。

 

理由3)指先の冷えを解消したいから。

家族全員がそろっていれば、ファンヒーター+エアコンつけてガンガン暖めることもあります。

しかしながら、
日中のテレワーク時に私ひとりの為に、そんな贅沢な使い方はできません。

ファンヒーターの前で作業したこともありますが、
臭いし・目がチカチカするし、そのくせ指先は温まらないし。。。。

服を着こんでも、指先って意外と冷えたままなんですね。

やはり空間全体を暖めるしか方法は無いのか!そのように考えました。

 

業務用 大型石油ストーブを使う我が家の環境。

先ほども書きましたが完結にまとめると….

・1階はLDK(リビング・ダイニング・キッチン)のみ。
・12畳くらい+吹き抜け。
・陽当たり悪く、日中も室温上がらない。
※狭いので余計な物は置いてません。

 

業務用 大型石油ストーブ「コロナ製GH-C19N」に決めた理由。

メーカー比較

同型の機種を発売してるのはコロナの他にダイニチ・TOYOTOMIなど。
コロナ・ダイニチは“家庭用ファンヒーター”としても認知度高く、アフターサービスも安心。

 

消費電力の比較

ざっくり書くと
コロナが30Wとかのレベルに対し、ダイニチは200Wのレベル。
コロナに軍配あり。

 

暖房効果(スペック)の比較

現在使用中のファンヒーターが最高「3.6kw」という予備知識のうえで、下記の通り。
※ 業務用 大型石油ストーブのシリーズ番号=グレードを示してます。

シリーズ番号 暖房の効果(木造の場合) 暖房出力
「10」 26畳まで 10 ~ 3.5kw
「12」 31畳まで 12 ~ 4.6kw
「19」 48畳まで 18 ~ 5.6kw

わたし個人的に「12」でも良いけど、
何回も買い替える物でもないので、今回は余裕をもって「19」かな?と、最後まで迷いました。

「12」と「19」の価格差は5,000円~10,000円くらい。

ならば「19」が良いな!と判断しました。

 

温風の向きの比較

2タイプあります。
燃焼熱を四方に巻き散らすタイプと、
燃焼熱を自然に任せるタイプ(熱は上昇しますので天井から暖まります)

もう少し詳しく書きます。

「360度全面温風」型。

スケート場や学校の教室でなじみが深いのがコチラのタイプ。
簡単に申し上げると
天板に扇風機が付いてるイメージで、ストーブの熱を四方に巻き散らします。
なので天板は熱くならない。

「自然対流」型。

昔ながらの石油ストーブのイメージです。
燃焼熱は自然にまかせ、上昇して部屋全体を暖めていきます。

昭和50年代まで、壁・天井から出火する火災が続出し、その後ファンヒーターが主流になってきた。
このような記憶をお持ちでしたら、きっと私と同世代です。

要するに、
クーラータイプの「温風」が好きなら「360度全面温風」型。
キャンプファイヤーのように「炎(輻射熱)」が好きなら「自然対流」型。と考えることもできます。

 

最終決定

・運転時の消費電力を考慮して「コロナ製」に決めました。

・シリーズの中で最も強力な、品番「19」に決めました。

・リビング自体は狭く四方に温風が吹いても(カーテンなどヒラヒラすると思ったので)困る、その一方で上部吹き抜けであり、家全体を暖めたいと当初から思ってたので「自然対流」型に決めました。

 

「コロナ製GH-C19N」はじめての点火。

ますは映像をご覧ください!(音量気を付けてください)

何度か使って、慣れてしまえばコレもまた乙なものです。
最初は驚きました!

設定温度を一番低い12度にしてても、
点火後数分間は燃焼全開(最強)!の状態が続きます。

カタログでは、四方とも「1.5m以上の距離」をあけるようにとなっております。

一般的な戸建て住宅では、天井までの高さが2m40cmあると思います。
「コロナ製GH-C19N」は製品の高さが「747mm」約75cmですから1m65cmの空間があきます。

カタログ上では問題ないのですが、
吹き抜けがない、一般の天井高で「自然対流」型を使ってはいけません!!
と、いうのが私個人的な感想です。

カタログ上大丈夫ですから、天井が燃えるようなことは無いと思いますが、
毎回ジェット音の勢いで熱風が上昇するわけですから、たとえば天井の照明器具(プラスチック)の劣化が進むかもしれませんし、場合によっては変形の原因になるかもしれません。

では、上昇してくる熱が、どのくらい強力なのか「暖房効果」として次項でご紹介いたします。

 

「コロナ製GH-C19N」と比較した暖房効果。

ざっくりとしてますが、表にまとめてみました。

  外気温 点火前の室内温度 稼働時間 効果検証(室温)
現状のファンヒーター 2度 7度 10時間(600分) 11度
購入した大型石油ストーブ 4度 10度 20分 21度

もう少し詳しくお伝えしますと….

現状のファンヒーター

コロナ製でスペック(暖房能力)は、【木造10畳】です。
実際のところ、外気温2度、室内7度の状態から、1階リビングで連続10時間つけていても、
友人が来たときは「部屋寒いね」「ヒーター臭いね」でした。
10時間のうちに何度か換気で窓の開け閉めをしますから、
“部屋が暖まった”と感じることは全く無かったです。

この日は結局、室温11度以上になることはありませんでした。

 

購入した大型石油ストーブ

コロナ製でスペック(暖房能力)は、【木造48畳】です。
ファンヒーターと同じ場所に設置して運転開始。
外気温4度、室内10度の状態から点火。
2階の室温が21度になるまで、たったの20分!!

信じられません。
もちろん指先の冷えも解消です!!

 

まとめ

まだ使い始めたばかりですので、細かい気づきや、灯油の消費量など、お伝えできないことがあります。

「自然対流」型なのでヤカンを乗せればお湯が沸くと思ってたのですが、残念ながら沸きませんでした。
いまどきの【業務用 大型石油ストーブ】は安全設計になってるのでしょうかね?!

このように、使いながら様々な発見があるとおもいますが、またの機会にご紹介させていただきたいと思います。

今回ご紹介した「業務用 大型石油ストーブ」、話をまとめると、

・一般的な天井高で、【広~いリビング】を暖めたいならファン付きの「360度全面温風」型がオススメ(天板が熱くなりません)。

・吹き抜けがあって【家全体】を暖めたいなら熱の上昇を自然に任せる「自然対流」型がオススメ(天板が熱くなります、とは言えヤカンは沸きません)。

・導入後、家全体が暖かいのでエアコンは使わなくなりました。

・指先の冷えも解消したので、テレワークも調子が良くなりました。

・メーカー希望小売価格は約10万円くらいですが、楽天やアマゾン、価格.comなどで検索すれば半値くらいです。
わたしは45,000円(送料・消費税込み)で購入できました、もちろん新品です。